AIといえば「ChatGPT」と思う方が非常に多く、興味がない方でも認知するほど、かなり大きなインパクトを与えたOpenAI。
ですが、実際に触っている人はそんなに多くなく、知っているだけの状態が多く占めています。
そこで今回、これからChatGPTを初めてみたい方に、操作方法や特徴などを紹介していきます。
生成AI代表のChatGPTとは?
ChatGPTは、OpenAIによって開発された高度な対話型AIモデルです。
自然言語処理(NLP)の分野で大きな進化を遂げ、複雑な質問に対しても人間のように自然な応答を生成することができます。
ChatGPTは学習データとして大量のテキストを使用し、膨大な量の情報を処理することで、さまざまな質問に対して応答が可能です。
これにより、ビジネス、教育、クリエイティブなど、すでに幅広い分野で活用されています。
例えば、企業はChatGPTを使ってカスタマーサービスを自動化し、顧客対応の効率を大幅に向上させることができます。
また、教育の分野では、学生の質問にリアルタイムで回答するツールとして利用されることもあります。
このように、ChatGPTはさまざまな用途での利用が進んでおり、今後もさらに多くの場面でその能力が発揮されることが期待されています。
サムアルトマン率いるOpenAIによって開発・リリース
ChatGPTは、サム・アルトマンが率いるOpenAI(https://openai.com)によって開発されました。
サム・アルトマンは、Yコンビネーターの元社長で、さまざまなスタートアップ企業に携わってきました。
OpenAIは人工知能の研究と開発に注力し、特に自然言語処理の分野で著しい成果を上げています。
AI技術の普及を目指しており、世界中から信頼と注目を集めています。
ChatGPTの開発もその一部で、公開される前に多くのテストと改良が行われました。
このAIモデルは、多くのフィードバックをもとに、ユーザーにとって有益で信頼性の高い情報を提供できるように設計されています。
サム・アルトマンのビジョンとリーダーシップにより、今後のAI技術の発展にも期待が寄せられています。
AIに注目する人にとっては目を離せない存在です。
イーロンマスク氏やマイクロソフトなども出資
OpenAIの発展には、イーロン・マスク氏やマイクロソフトなどの著名な投資家や企業の支援が大きく貢献しています。
イーロン・マスク氏は、OpenAIの初期の共同設立者の一人で、AI技術の進化に強い関心を持っています。
さらに、マイクロソフトはOpenAIと連携しており、Copilotの開発に成功して今はBingやExcelなどにも内蔵されています。
この提携により、ChatGPTはAzureプラットフォーム上で動作でも利用でき、より高度な機能を開発することも可能です。
マイクロソフトはまた、OpenAIの研究開発に資金を提供し、AI技術の商業化と普及を支援しています。
このような強力な支援により、OpenAIは最先端のAI技術を開発し、広範な応用が可能となっています。
日本企業とも連携している
OpenAIは、日本企業とも積極的に連携しており、AI技術の普及と応用を推進しています。
有名なところだと楽天もOpenAIとの連携を発表しており、楽天の既存サービスに組み込んでいます。
話を戻し、ChatGPTを用いたオンライン教育ツールなども開発され、子供の学習支援に活用されています。
さらに、ChatGPTはクリエイティブな分野でも活用されており、コンテンツの生成やアイデアの生成にも役立っています。
このように、OpenAIと日本企業の連携は、AI技術の新たな可能性を広げ、さまざまな分野で活用されています。
ChatGPTの誕生でAPI経由で個人でもAIサービスを開発できるように
ChatGPTの誕生により、APIを通じて個人や小規模な開発者でも手軽にAIサービスを開発できるようになりました。
これにより、AI技術は一部の大企業だけでなく、ユーザー層にも普及しています。
APIを利用することで、開発者は自分のアプリケーションやサービスにChatGPTの強力な対話機能を簡単に統合できます。
例えば、個人の開発者は、カスタマーサポートチャットボットやパーソナルアシスタント、学習支援ツールなどを自分で作成することが可能です。
これにより、AI技術の利用が一層広がり、革新的なサービスが次々と生み出されています。
ChatGPTのAPIは、開発者にとって強力なツールとなり、AI技術の民主化に大きく貢献しています。
ChatGPTで生成AIを始める方法
ChatGPTがどの場面で活躍するか気になるところですが、おそらく今あなたが考えていることはほとんどできるので、まずは登録してみましょう。
アカウント登録
はじめに「https://chatgpt.com/」にアクセスしてください。
緑色の「サインアップ」ボタンがあるのでクリックしてください。
メールアドレスを入力してから、パスワード作成と、画面の指示に従って進めてください。
そうすればアカウント作成が完了します。
無料と有料プランの違い
プラン | 料金 | 機能 |
---|---|---|
Free | 無料 | ・チャット数に制限はあるが、上位モデルを利用できる ・データ分析やウェブブラウジング |
Plus | USD $20/月額 | ・無料プランの機能 ・無料プランの5倍の数のチャットを利用できる ・新機能をいち早く利用できる ・画像生成 |
Team | 1人あたり月額25ドル | ・無料、プラスプランより更に多く利用できる ・複数人で利用できるワークスペースの利用 |
料金に関しては上記の通りですが、初めて使うのであれば、無料で全く問題ありません。
最近無料版でも最新のモデル(制限がかかるのは早い)も扱えるようになり、お試しには十分過ぎるでしょう。
生成AIのChatGPTはどんな時に使える?
ChatGPTはさまざまな場面で活用できる高度な対話型AIです。
その精度と応答力により、様々なニーズに対応することが可能です。
例えば、仕事においては効率化のツールとして、
教育では学習支援ツールとして、
クリエイティブな分野ではアイデアの生成やコンテンツ作成のサポートとして、
そして私生活ではパーソナルアシスタントとして利用できます。
以下では、具体的な活用例を紹介します。
仕事
ChatGPTは、仕事の効率化を大幅に向上させます。
例えば、カスタマーサービスでは、チャットボットとして顧客の問い合わせに瞬時に対応し、24時間体制でサービスを提供することができます。
また、会議の議事録作成やメールの自動返信、スケジュール管理などのタスクも効率的に処理できます。
さらに、プロジェクトマネジメントツールと連携することで、プロジェクトの進行状況をリアルタイムで把握し、タスクの優先順位を管理することができます。
このように、ChatGPTを導入することで、業務の自動化と効率化が実現し、社員はより重要な業務に集中することが可能となります。
教育
教育分野でも、ChatGPTは大いに活躍します。
例えば、オンライン教育プラットフォームでは、学生の質問にリアルタイムで答える講師として利用することができます。
また、学習教材の生成や、個別の学習プランの提案、テストの自動採点なども可能です。
これにより、教師はより多くの時間を指導やカウンセリングに割くことができ、学生一人ひとりに合わせた教育を提供できます。
さらに、異なる学習スタイルやペースに対応できるため、より多くの学生が効果的に学習することが可能です。
ChatGPTは、教育の質を向上させ、低コストで学習体験を豊かにする素晴らしいAIとなります。
クリエイティブ
クリエイティブな分野でも、ChatGPTはその能力を発揮します。
例えば、作家やコンテンツクリエイターは、アイデア出しやプロットの作成、文章のリライトなどにChatGPTを利用することができます。
また、マーケティング担当者は、広告文の生成やソーシャルメディアの投稿内容の作成にChatGPTを活用できます。
デザインやアートにおいても、アイディア出しとして、AIから提案を受けることが可能です。
これにより、クリエイターは新しい視点やアイデアを得ることができ、創造性を高めることができます。
ChatGPTは、クリエイティブ作業をサポートし、コンテンツの制作を助ける相棒となります。
私生活
私生活でも、ChatGPTは便利なツールとして利用できます。
例えば、パーソナルアシスタントとしてスケジュール管理やリマインダーの設定、買い物リストの作成などを行うことができます。
また、料理のレシピの提案や旅行プランの作成、健康管理のアドバイスなど、日常生活の様々なシーンであなたをサポートします。
さらに、家族や友人とのコミュニケーションを円滑にするためのメッセージの作成や、趣味や興味に関する情報提供も可能です。
ChatGPTは、日常生活をより豊かで便利にするためのサポートとして、様々な場面で活躍します。
生成AI初心者でも簡単なChatGPTの使い方
実際にChatGPTができることをある程度把握できたと思うので、生成させてみたいものが思いついたかもしれません。
そこでジャンル別に実際にChatGPTにお願いしてみましょう。
文章生成(ChatGPT)
文章生成では指示した内容に沿って、文章を生成してくれます。
- 資料のまとめ
- 問題の作成
- プログラムコードの生成
- 大喜利の生成
- 疑問に関する応答
そのため様々な場面で利用できます。
画像生成(DALL·E)
画像生成も日本語で指示することで、1分ほどで画像を生成してくれます。
- イラスト生成
- 塗り絵の生成
- アイキャッチやサムネイル生成
文章ほどではありませんが、人によってはかなり時短になるでしょう。
画像解析
今回、相鉄線の電車の写真を撮影しましたが、写真に写っているものをしっかり認識してくれています。
画像解析では利用場面が限られますが、今後リアルタイムでの解析に繋がるでしょう。
スマホで写している映像をリアルタイムで解説して、案内してくれるなど。
実際にOpenAIではでも映像で紹介しており、今後は画像だけでなく、動画の解析もリリースされます。
データ分析
仕事では特に役立つのがデータの分析になるでしょう。
CSVファイルをアップロードするだけで、その内容を分析してくれます。
- Googleのサーチコンソール
- YouTubeのアナリティクスデータ
- ECショップの売り上げデータ
- レジの出力したデータ
など。
人間より正確な分析をしてくれるので、分析が苦手な人はAIを活用すると、よりPDCAが早くなるでしょう。
動画生成(Sora)
OpenAIは動画生成AIである「Sora」を開発しており、2024年末には一般提供されるとの噂があります。
確定日時は不明ですが、そのうち誰でも簡単に動画を生成できるようになります。
ChatGPT以外の生成AIも初心者でも扱える
ChatGPTはLINEのようにチャット形式で操作ができるので、普段LINEを利用している方であれば、誰でも簡単に扱えます。
日本語の精度も日々高まっており、短時間で多くのタスクを処理できるようになるでしょう。
ChatGPTはAIの中心的な存在となっているので、今から少し触ってみましょう。
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